岩本治美

参加者の皆様に薬膳の基本的な考え方を知ってもらうために、講座の目的を最初に説明します。
中医学と薬膳の関連性を紹介し「なぜ薬膳が重要なのか」をお伝えします。

薬膳は、健康維持や病気の予防に用いられる、特別な食事を指します。
薬膳を作るには、中医学の知識、生薬食材の正しい知識を持ち、各自の体調に沿ったレシピを考えていくことが大切になります。
薬膳で使われている生薬は、日常私たちが使っているハーブや食材と同じものがたくさんあります。

例)

  • フェンネル→小茴香
  • グローブ→丁子
  • シナモン→桂皮
  • 山芋→山薬
  • しょうが→生姜
  • スペアミント→薄荷
岩本治美

以下の流れは講座の全体像です。
レッスン回数というわけではありません。
レッスンは複数回にわたります。

薬膳の基本的な考え方

中医学の根本理念について説明します。
体のバランスやエネルギーの流れを理解することが薬膳の基本です。
薬膳とは何か、どのような食材が使われるのか、食養生との関連を具体的に説明します。

STEP
1

薬膳で考える食材の選び方

五性・六味・帰経による食材の分類を紹介します。
酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ、塩辛い味の意)・淡味のバランスを意識しましょう。
体質に合わせて食材を選ぶポイントを説明します。
陽性体質と陰性体質の違いを理解し、適切な食材を選び方をレクチャーします。

食材には全て「性質」「味」「帰経」があります。

例)春の野菜

性質帰経
うど辛、苦微温肝、腎、膀胱
グリンピース脾胃
STEP
2

症状別にみる薬膳の活用ポイント

春の花粉症対策や夏の暑気払いなど、季節や症状に合わせた薬膳の活用方法を具体的に説明します。
抗アレルギー作用のある食材や体力回復に効果的な食材を紹介します。

STEP
3

食材を上手に選ぶことで季節の変化に対応しましょう

季節ごとの食材選びのポイントを詳しく説明します。
春、夏、秋、冬それぞれの特徴的な食材を紹介します。

春の薬膳
肝の機能の変化が大きく精神上司が不安定になりがちです。
温性で辛味、甘味の食材、生薬 血を補う物を選びましょう。

鶏肉、しいたけ、松の実の炒め物、ごま豆腐

夏の薬膳
心の機能が盛んになる 涼性、寒性で酸味鹹味の物
苦瓜と豆腐の炒め物、わかめときゅうりの酢の物、ペパーミントティー

秋の薬膳
肺の機能に影響を受けやすい、うるおいお好み乾燥を嫌う、温性又は涼性で辛味、酸味の物
白キクラゲと夏目のデザート、百合粥、梨のコンポート

冬の薬膳
腎の働きに影響が出る、腎陰を補う、涼性平性、甘味、酸味、腎陽を補う、温性、辛味、鹹味
羊肉湯、さんげたん

STEP
4

総括

薬膳の魅力と効果を総括し、参加者の皆様に薬膳を実践する意義をお伝えします。

STEP
5

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